最適な初産年齢について考えてみた

3日前に25歳になりました。 26歳から妊娠確率が下がると聞いたことがあり、且つ昔から教育に興味があって自分の子どもが欲しいと思っていたので、26-27歳で初産を迎えたいなと思っていました。

ただ実際に25歳になると、まだまだガッツリ働きたいので初産の時期を考え直さなければいけない可能性があると考え、 最適な初産年齢について今回調べてみました。

ちなみに26歳から下がるのは性行為した場合の妊娠確率ではなく、性行為してない方含めた妊娠確率でした。25歳がピークとなっているのは性行為の頻度によるものらしい。

文科省「22歳をピークに女性の妊娠のしやすさが低下」のグラフ、元論文と食い違い?(篠原修司) - 個人 - Yahoo!ニュース

実際の妊娠確率は卵子数と共にもっと早くから下降しています。32歳位までは下降が緩やかですが、37歳を過ぎると急激に下降します。そして知らなかったけど、男性も年齢と共に妊娠確率が下がるらしい。

25歳未満の男性を基準とすると35歳以上では一年以内に妊娠へ至る確率は1/2になる

1.妊娠適齢年令 – 日本産婦人科医会

多分32歳くらいまでは経済力に投資した方が良い

さっそく結論ですが、経済状況が改善すると健康も改善するので、妊娠確率が下がるからといって焦って産むよりは、経済的安定を待った方がおそらく母子共に健康に過ごせそうです。

What's the 'Best Age' to Have a Baby? | Psychology Today

出産後の母親の健康状態を調べた研究の話。

元の論分

この研究によると34歳まで初産を待つのが母親の健康状態的に最適だそう。一方で、35歳以上で産むと今度また健康リスクが上がってしまう。

34-35歳の間だと1人しか産めないし、避妊をやめてすぐに子どもができるわけじゃないので複数人つくりたいなら34歳より早く妊活始めた方が良いですね。

乳児死亡率の観点では母親が32歳だった場合が一番低いらしいです。

https://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5946a6.htm

先天性疾患のリスクでいうと26歳が一番低いらしい。

若ければ若いほど体力があって出産も育児も楽な印象があったので意外でした。

つわりは若い方が少ないとかありそうと思いましたが、年齢とは関係ないという研究結果がいくつか出ているらしい。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4182010/

35歳以上で産むと上がるリスク

35歳以上だと母親の健康リスクが上がると書きましたがが、基本的には年齢が上がると流産リスクも上がります。

流産は約15%の割合で起こるとされているが、加齢とともに増加し、30代後半は25%、40代前半では50%という報告もある。

報告のソースが書いてなかったが...。

ちなみにこのグラフだと-19歳の流産リスクが40-44歳のそれと同じくらいなので、意外と?ティーネイジャーは妊娠向いていないのかも。

写真・図版 | 40代では5割が流産 リスクを伴う高齢出産に産婦人科医が3つの助言〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

経済面考えなければ、20代で産むのが良いのかもしれないですね。

育児コスト

教育や養育費の面でも、色々整った状態で初産を迎えるのが良いと感じました。

未就学期間は平日でも8時間くらいしか出勤できない

親が共働きの5歳以下の子どものうち、約半分が週35時間以上を親以外の保護下(保育施設、ベビーシッター等)で過ごすそう(多分アメリカ限定のデータ)。45時間を超えると明確に問題行動が増える傾向にあるため、無難に子どものことを考えると、親のどちらかは平日でも8時間くらいしか出勤できないということです。

これを考えると、ガッツリ働く時期と育児期間は分けてあげた方が子どもにとっても良いっぽい。

とはいえ、保護者が固定のベビーシッターさんやおじいちゃんおばあちゃんだったりして、且つ親が子どもといるときのコミュニケーションが健全であれば9-10時間労働もまあ許容範囲な気はしますけどね。知らんけど。

How Much Child Care Is Too Much? Coming Research Offers Some Answers - WSJ

お金もかかる

大学卒業までの養育費は平均1,640万円。 幼稚園から大学まで私立で、大学は理系で四年制だと約2,465万円。

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6歳までの養育費は年間100万円ほどで大したことない。 ただ例えば6歳以下が複数人いる家庭で、同時に上記の教育費分まで貯蓄するのは辛そう。

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【保存版】子育てにかかる費用のすべてを解説します|ベネッセ教育情報サイト

なので事前に貯められるならその方が良さそう。

ちなみに平均初産年齢は30歳くらい

日本の平均初産年齢は30.7歳(2016年時点)。少し前のグータンヌーボでも30歳までは仕事を頑張りたいという発言が何回かあったので、今の女性の一般的な感覚なのかも。上の経済力と健康の話を考えても割と合理的な年齢。

allabout.co.jp

結論

まずは経済力を優先!

しかし経済力が十分(週5、8時間以下の労働時間でも子どもの養育費が払える目処が立っており、且つ親である自分たちの精神的・肉体的健康に余裕で投資できる状態)なら妊娠確率が高く流産リスクの低い20代から妊活した方が良い。

また遅くとも35歳くらいまでには産んだ方が良さそう。

追記

30代で初産迎えるようなライフスタイルの人の方がそもそも裕福=健康状態が良いのでは?

一応元論文を見ると教育レベル/人種で調整していました。

つまり一応学士持ち2人がいたら、30歳で産んだ人より34歳で産んだ人の方が後々の健康状態が良い傾向にあった...と言えるんですよね?